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きみの世界に、青が鳴る
きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫)
河野 裕 著

きみの世界に、青が鳴る (新潮文庫) [ 河野 裕 ]

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階段島シリーズの最終巻。

魔女によって本人が不要だと切り捨てられた人格たちが住む島、階段島。

どうやってまとめるんだろうと思っていたら、ほとんどまとまらないで終わってしまった。

つまり・・。ようするに・・。

一言でいえばなんだったんだ。

真辺は憧れだった。でも恋愛ではない。
このロジックがそもそも意味不明だった。
ピストルスターであり、憧れの群青。

真辺も大地も一つにまとまったのに、七草だけまとまらなかった。
読後はしっくりこないのはそのせいだと思う。

まとまれなかったのは堀の為にもう一人の七草を残す必要があったから・・?

はっきりとは書かれていないけれど、現実世界の七草は真辺と結婚する(した?)んだろうか。
だとすればそれはそれで一つのハッピーエンドではあるのだけれど・・。




つばき、時跳び (徳間文庫)
梶尾真治  著

つばき、時跳び (徳間文庫) [ 梶尾真治 ]

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感想(1件)




物語は映画の「ある日どこかで」を彷彿とさせる。

百椿庵という古い屋敷に一人で住むことになった主人公。
屋敷には女性にだけ見えるという幽霊の噂があった。

ある日、主人公は噂の幽霊を見て恋をする。
屋敷には不思議な装置が組み込まれていることがわかり、それにより幽霊だと思っていた女性が目の前に現れる。
女性の名前はつばき。
140年前に生きていた女性だった。


梶尾真治の女性観が・・なのか、つばきという女性に非常に惹かれるものがある。
たとえて言えば、カリオストロの城のクラリスやジブリの宮崎駿のヒロインのような・・だろうか。

可憐で清楚な外見によらず、芯のしっかりした・・というか。

その造形ゆえに主人公の切ない・・という気持ちが痛切に伝わってくる。

もう会えないのではないか。
普段何もなかった生活につばきがいることで全然違った世界が見えてくる。

この人のタイムトラベルものは結構好きだけど、これも良かった。

ラストの畳みかけるような一連の謎解きじみた展開がハッピーエンドを加速する。
ありえないとは思うけど、こういう展開はすごく好みだ。
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【2019/06/30 18:37 】 | 小説紹介 | コメント(0) | トラックバック(0)
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